BARHardi ブログ本店

北新地にあったバーアルディの本店です。実店舗は閉店したので、再開の日まではこちらが本店になります

私見!カクテルの組立

こんにちは

池田です

 

 

先日、好きなカクテルランキングについてお話しましたが、

今日は個人的に思っている「カクテルの味わいの組立」についてチラッと書こうかと思います。

 

別に、研究したわけでも統計取ったわけでも無いので、あくまでも私的な考えです…😅

 

 

 

基本的にカクテル(特にショートカクテル)というのは、

・軸になる酒質のベース

・甘味

・酸味 or 苦味(両方の場合もあり)

で成り立っていると考えています。

 

 

最後に残った私の好きなカクテルBest 5、

 

ダイキリ

・ジャックローズ

ホワイトレディ

サイドカー

・マンハッタン

 

これらは全て、そのお手本のようなカクテルばかりです。

 

その中でも赤字にしたBest 3のカクテルは、

ベースの香り

甘味の元になるリキュールの香り

酸味のバランス

が特に複雑で深みがあります。

 

(ジャックローズとダイキリの甘味はノンアルコールのシロップのものなので、香りの立ち上がりが少し物足りない。アルコール同士の方が馴染みやすいのかも??🤨)

 

 

オリジナルカクテルなどをつくるときも

基本的にはこの理屈を軸に肉付けをしていきます。

 

何年も昔からずっと飲まれ続けてきたスタンダードカクテルはシンプルで無駄がなく、スレンダーで引き締まったイメージです。

 

かたや、カクテルコンペに出品するカクテルはもう少し肉付きが良くて、味わいも香りも厚みのある仕上がりに持っていきます。

たくさんの作品が並ぶ中で、あまりにシンプルだと見劣りするというか、印象が薄くなってしまうので…

 

物や人でもコンクールなんかに挑む時は

お化粧が濃いめだったり、派手だったり。

ほっそりとしているよりグラマラスでボリュームがある方が目立つし魅力的に感じるでしょう??

 

毎日のことになると

シンプルでスッキリしてる方が良いんですが…😅

 

 

香りで奥行きと複雑味を付けて

甘味で厚みやコクを出したりします。

それがしつこくならないように酸味を加えたり時には苦味を入れたりもして仕上げていきます。

そこに色目まで関係してくるので、難易度が高い!💦

 

その作業って、まさに芸術活動だと思ってます✨

 

 

 

 

ちなみに、最近のトレンドは

苦味のあるカクテル。

 

日本人の味覚の中で、苦味って元々はネガティブなものだったと思うのですが、欧米の食文化が定番化してきて、味覚もインターナショナルになってきたのかな!?と思っています。

 

これも私見ですが

日本人って酸味に強い民族だと思っています。

それが食文化に由来するのだとすれば、

多分発酵文化のせいだと思っています。

 

お酒だけの話で言えば、

日本人は日本酒の酸味に慣れていたので

酸味が嫌ではないのかもしれない、と思っています。

 

何度か海外に行き、各国のバーテンダーの味覚を見聞きしましたが、

気温の高いアジア諸国の人は甘味に強く、

アメリカの人はアルコールに強く、

フランスの人は酸味に強かった。

 

食文化や飲酒文化によるものなのかな〜? 

気候によるものなのかもしれないなぁ〜?

 

フランスの人はワイン飲んでるからかな?

酸味に強いし、複雑な香りに敏感で、アルコールの強いものを好まなかった。日本人と感覚が似てるなぁーと思いました。

 

 

 

書けば書くほど考えが湧いてきて、

次々に色んなことを書きたくなる。

 

ていうか、書くの大変やし喋りたい😂

 

 

今日はダラーっと書きましたが、

直接聞きたい方は私の出勤している土曜日に来てね😗

 

 

こういう話、大好きやねん😋

 

 

 

 

 

ほなまたね!