こんにちは
池田です
今日から息子の給食が始まり、
保育時間も1.5時間ほど長くなりました。
あれこれとやりたい事を考えていたのですが…
無念な結果に……🥲
そのことはまた明日かきます。
今日はカクテルの技法の話、最終話。
シェイク!!
みなさまご存知、シャカシャカするやつです。
うちの息子でさえ、少量のお水を入れたコップを振りながら「これお母ちゃんお店のやつ」と言います☺️
まさに、バーテンダーの花形的な技法だと思います。
私のこだわりとしては、
やっぱりカッコよく✨✨
カクテルってカウンターで、
お客様の目の前でつくりあげるものです。
「つくっている時から美味しいと思ってもらえる所作」
これは、師匠からずっと言われていたことです。
どうせ見られるならカッコよく!
だって、カッコいいもんなんですもの!!
恥ずかしがっていたら味まで恥ずかしい仕上がりになってしまう😅
けど、私は
お客様が視界に入らないようにシェイクしてました。見えると気が散るので…
シェイク中は「いらっしいませ」を言う余裕も無かったです😓
その時つくっているカクテルを注文された方に話しかけられた場合などは、できるだけお返事してましたが、別の方のご注文なのに気が散ることはしたく無かったので🙄
それはさておき、妄想に入ります。
ビルド→手を繋ぐ
ステア→チークダンス
と来ましたが、シェイクの場合は…
離れないように、ガッチリ腕を掴んでいる
イメージです。
↑
こんな感じかなぁ…
なんたって、まあ、
あんな小さな容器の中に一気に放り込まれて、
あれよという間に氷まで入れられて、
振り回されて混ぜられちゃうんです!!
みんな、お互いが生き残るために手に手を取り合って、集結します。
ここに反乱要素があると、味がバラけます。
材料それぞれが好きな方向向いて、嫌そうな顔(味わい)のカクテルが出来ちゃいます。
そんなギスギスしたカクテルにならないように、
いかに上手く氷と液体を操るのかがバーテンダーのお仕事。
材料によっては冒険が好きなタイプもあれば、
平和が好みのタイプもあります。
それを見極めて、どんなシェイクをするのか。
どの程度の"崖っぷちエピソード"をシェイカーの中で展開させるのか、、、。
そう、演出です!
いわゆる3ピースシェイカーってこんな構造なんですが、↓
シェイクが終わった後、トップのみ外して液体をグラスに注ぐのです。
…それって、
真っ暗だったシェイカーの中に
(トップを外すと)光が差し込み、
互いに助け合った仲間たちが次々に小さな穴から流れ落ちてくるのです。
迫り来る岩(氷のこと)から逃げきり
材料たちは強い絆で結ばれている、、、
泥だらけ(アイスフレーク)なのはその勲章、
息切れしたように、液体の中には小さな気泡がたくさん溶け込んでいます。
…なんて、ちょっと妄想しすぎやけど。。。
けど、シェイクしたて、注ぎたてのカクテルは
ピチピチしています。
味が不安定な事もありますが
半分くらい飲んでるうちに嘘みたいにまとまってきます。
出来立てはとても冷たいので、閉じている香りもありますが、飲んでいるうちに温度が上がり(ショートカクテルの場合は)、気付かなかった香りが開いてくる事もあります。
同時に甘味を強く感じる事もあると思います。
冷たいと甘みを感じにくいですから、
一口飲んで「酸っぱ!」と思っても、そのうちにいい味になるかもしれませんよ😀❗️
本に載っているカクテルレシピには
基本的なつくり方(技法)も乗っていますが、
本とは違う技法でつくってみると、新たな発見もあるかも知れません。
有名どころだと、
ボンドマティーニとか☝️
(マティーニは本来ステアでつくるカクテルだけど、ボンドはシェイクしたものが好き)
ブラッディメアリーや水割りなんかで
ビルド、ステア、シェイク、
それぞれ飲み比べてみるのも面白いと思います!
演出次第でカクテルは表情を変えます。
好みの距離感、結束具合でお楽しみを〜
以上、3日にわたる
池田のカクテル妄想話にお付き合いいただき、
ありがとうございました。
自分でも書いてて楽しかったです☺️
こういう妄想も、年齢と共に少しずつ変化していくものだと思うので、
10年後、20年後にまたこの記事を読み返すのも
楽しいかも😗
ではまた!!