こんにちは
池田です。
年始のブログでお伝えしましたが、この記事を書き始めたのは12月中旬…
あえて、そのまま続きを書き続けることにします…
ではどうぞ😁
なんだか身も心も小忙しくしてるうち
いつの間にやら時間が経ち、もうすっかり
冬⛄️❄️ですねぇ〜。
ていうか、もう年の瀬か!!
ある14会も無事に終わり、
その他諸々の用事やクリスマスなど…
ようやく一息つけたかしら、、、
けどもう年末💦
さてさて、
美味しいカクテルの会の終盤部分の続きを綴らせてもらいますね…
えーーーと、、、、
あぁ!!
私と脇坂さんの
「今の私を表現した」カクテル
のところから…😊
少し時間が押し気味の状態だったにも関わらず、
カクテルの仕込みが完了していなかった私たち…
(当日、結構早めに会場入りしたのに、なんで!?という感じですが…💧)
オリジナルカクテルをつくるワークショップの後、"歓談"という名目で吉田さんに場繋ぎをしていただいておりました。
これって、何にも打ち合わせしてなかった事なんですが、私たちのアタフタぶりを見て司会の方と吉田さんとが臨機応変に対応してくださってたんです!
ほんますごい!!
頼れるぅーー🤣🤣
図らずも、ワークショップで使ったホワイトボードがちょうど目隠しになり、私たちはその裏でせっせと準備を進めました。
各自準備が整って、頭の上で大きなマル🙆♀️をつくると、それを見た進行の方がニコッと頷き、同じく頭上で大きなマル🙆♀️、
それを見た吉田さんは適当に話を切り上げてくださいました。
スムーズすぎて、涙出そうでした😭
慣れてる方の安心感!!!
ホワイトボードが退けられ、
どどーーんと登場した私たちがつくったカクテルはこちら。
池田→ペル・アデッソ(伊語)
脇坂→ハピネス
それぞれにカクテルに込めた想いを話してからつくりました。
ペル・アデッソ(per adesso)
とは、「とりあえず」とか「ひとまずは」「今のところは」と言った表現に使うイタリア語です。
ここからはこのカクテルの開発秘話をすこし。
…
…
…
このカクテル、先の記事で述べていたような創作方法ではなく、まず自分が使いたい材料をひとつ決めて、そこからどんどんとイメージを膨らませてつくりました。
(このパターンは店で出すオリジナルカクテルなんかをつくる時によくやりました。広く知られるカクテルにするつもりはなかったので、ネーミングの響きなどは重視しませんでした。)
「今の私」を表現するとなって、
どんなカクテルにしようかと考えていたら
ひとつの材料が浮かびました。
それは…
麦茶
最近、めっきりお酒が飲めなくなってしまった私…
飲むと体調を崩すことが多くなり、なんとなくお酒から遠ざかりつつありました。
そんなところも含めて、ノンアルコールカクテルにしようかなぁ…とボンヤリ考えていました。
そこでまず浮かんだ材料がコーヒー。
覚えておられるかは分かりませんが、
私は今、コーヒーにこだわるチェーン系喫茶店で働いており、コーヒーに対する興味がムクムクと膨らんでいるのです。
(今までなら「あー、ビール飲みたい!」って思うシーンで「コーヒー飲みたい」ってなってるほど)
しかし、コーヒーにもいろいろな味わいがあり、
抽出方法や時間などを考えてもちょっと難しそうで、壁にぶつかっていました。
ノンアル、ノンアル、、、
他になんの材料なら…
と考えていたところに飛び込んできたのが麦茶。
ハッとしました。
麦茶使いたい!!
なぜ麦茶にこだわったのか?
麦茶って、多分小学生以降〜息子が産まれるまで、全然馴染みのないお茶でした。
飲食店では紅茶か烏龍茶だし、
ペットボトル買うとすれば緑茶、
妊娠中はノンカフェインのルイボスティー。
それが今や、息子が1歳になる頃から
ほぼ毎日麦茶を作ってるんですもの😆
もうすっかり、私の中のお茶支配率は
麦茶がダントツ1位ちゃうか、ってくらいに。
そんなこともあって、
コロナ禍で移転オープンした新アルディの屋号を
BAR Hardi Orge (バーアルディ オルジュ)
にしたんですもの!(オルジュ=大麦(仏語)です☺️)
麦にこだわった店にしようと、
各種麦メニューに力を入れていました。
飲み終わりにはホット麦茶をお出ししていました。(コロナが終わったら、昼間は子連れ大歓迎のお店にしようという野望もあった)
これ以上ない、「今の私」じゃない!?
…ですが、実は
ノンアルコールカクテルって結構難しくて、
骨格となる材料の味わいやパンチが弱いと
全体的な味がまとまらなくなるのです。
特に麦茶なんて結構儚い味わいです。。。
コーヒーや果汁くらいの味の強さがないと厳しい…
うーーーん、、、、
と、頭を抱えていたところ
ある麦茶を見つけました。
イタリアの古代麦茶オルゾォ(orzo)
どんなものか、詳しく知りたい方はこちらをどうぞ↓
【LUPICIA】オルヅォ: | LUPICIA ONLINE STORE - 世界のお茶専門店 ルピシア 〜紅茶・緑茶・烏龍茶・ハーブ〜
実際に購入して飲んでみると…
本当にコーヒーと麦茶の間のような味わい!
これならいける!!
と思ったのです。
ですが、ノンアルコールだともう先程のサイトにほとんどレシピあるやん!
という感じでしたので、低アルコールカクテルにすることに。
近所の酒屋さんでウロウロして、
オルヅォの味わいに合いそうなお酒を探しました。コアントロー(オレンジ酒)なんかどうかな?と思って行ったのですが、アマレットが目に入り即決。
絶対合うやろ!
てことで、早速試作!
やっぱり!バッチリ!!
美味しい😋相性良い❤️けど、地味😐
麦茶と言ってもオルヅォはかなり色濃く、
薄いコーヒーのような色合いです。
見た目も味わいも素朴。(美味しいねんけど…)
限られた材料で何度も試作しました。
オルゾォの抽出方法や時間を調整したり、
配合調整したり、スパイス入れてみたり、
オレンジピール入れてみたり、生クリーム浮かべたり…
結局落ち着いたレシピがこちら
👇
濃い目に抽出したオルヅォ 100ccくらい
ウイスキー 15ccくらい
アマレット 15ccくらい
牛乳(可能ならフォームドミルク)20〜30ccくらい
牛乳以外の材料を混ぜて、好みで牛乳を加える。
ホットカクテルです。
…
……お気付きだろうか。
レシピに◯◯ccくらいが多いことを…
そうなんです。
大体で大丈夫、美味しいんです。
なんならウイスキー入れ無くても美味しい。
(入れた方が甘ったるく感じないです)
ただ、上述した分量くらいが
素材の味わいのバランスが良くて、
全ての材料の存在を確認できます☺️
試行錯誤しましたが、
あんまり小難しくしなくても
美味しかったらシンプルでも良いや。
見た目は地味でもほっこりする味なら良いや。
誰でも手に入れやすい材料ばかりで
思い立った時にすぐつくれそうな身近なレシピが良いや。
って思いました。
ホッコリする味わいではありますが、
何とも味わいに緊張感がない。
ピリッと引き締まる感じのない、ゆる〜い味わいです。
まぁ、それも含めて「今の私」っぽいんちゃう!?
レシピを調整しながら並行して考えていたネーミング。ベースとなるオルヅォもアマレットもイタリアものなので、イタリア語で探していました。
そんな中で出会った言葉。
ペル・アデッソ(per adesso)
なーんかピッタリじゃないかな、と感じました。
出産前はバリバリ仕事をしていましたが、
産後から今に至るまでまあまあノホホンと過ごさせてもらっています。
見た目に緊張感を持つことも無くなり、
北新地の感覚は忘れ去り、
ピントは主婦目線に合わされています。
小洒落るよりも気楽に笑いたい、そんな気持ちです。
まあ、今はこれでいいか、、、楽しいし🎵
という気持ちで出来上がった1杯。
良くも悪くも、正に「今の私」っぽいカクテルです。
イベント当日は35杯分ほど準備しないと行けなくて、1杯ずつつくると大変な作業になるので
やかんで抽出したオルゾォの中に直接アマレットとウイスキーを入れて、夜間から紙コップにググーっと注いで、仕上げにミルク
という手順で行いましたが、
意外とこの姿がいい!
だなんて言っていただきまして。
まあ、燗酒をコップに入れてる居酒屋のお母さんみたいやな…
って我ながらに思いました笑
さて、脇坂さんのカクテル
「ハピネス」
AIさんのハピネスという歌を思ってつくられたそうです。
AI - ハピネス - YouTube
(当日はこの歌をBGMにしてお話しされてました☺️)
カクテルに込めた想いはこの歌詞の通り。
育児や家事、仕事に追われ
身も心も余裕がないという時に
ホッと一息ついてもらいたいという気持ちで創作されたそうです。
ホッと一息、といえば
スイーツを食べる時間、それって心にゆとりができる時間だ、ということで☺️
確かに、ケーキって焦って食べるものではないですものね。
ゆっくりした時間に、ゆっくりとにっこりといただくもの😌
(ご飯は「とりあえずなんか食べとかなきゃ」って急いで食べることあるけど…)
嗜好品
ってそうなんでしょうね。
あっても無くても生きていく上で支障はないけど、心にゆとりと余裕を与えてくれるもの。
それを嗜む時間も含めて、、、ですね☺️
そしてどうも私は
この嗜好品を扱う仕事が好きみたいです。
さて、話がそれましたが…
最後は主催者様からの挨拶、次回(第2回)へとつながるお話もさせていただき、
綺麗にお開きとなりました。
ゲストとしてお越しいただいていた方に
お片付けまで手伝っていただいたりして、
ほんと、私ってつくづく皆様に助けられているなぁ、と実感した1日でした☺️
最後にこの1枚を。
何のタイミングの
何の表情とポーズやねん……😓😓😓
こんなあたくしですが、
また皆様とお会いできるタイミングを楽しみにしております。
長々と
ズルズルと
引っ張りましたこの記事、
これにて締めさせていただきます。
長々とお付き合い頂き、
ありがとうございました!!!
ではまた☺️